昭和48年(1973年)ヒットした歌謡曲
懐かしの昭和の歌謡曲ベスト50
昭和48年の主な出来事といえば…
巨人軍V9達成
シルバーシート誕生
オイルショック,トイレット・ペーパー,洗剤などの買いだめ騒動
子連れ狼スタート などなど

1973年(昭和48年)の時代背景と主な出来事
1973年は、1960年代後半から続いた「政治の季節」が終焉を迎え、人々の意識が大きく変化した時代でした。
- 「しらけ世代」の到来
- 前年の「あさま山荘事件」などをきっかけに、政治や社会運動に対する熱が冷め、学生を中心に物事を冷めた目で捉える**「しらけ世代」**と呼ばれる新しい価値観が広がり始めました。
- フォークソングやニューミュージックが台頭し、若者の内面的な感情や私的な日常を描いた曲が人気を集め始めます(例:ガロ『学生街の喫茶店』、かぐや姫『神田川』、チューリップ『心の旅』、井上陽水『夢の中へ』など)。
- 高度経済成長の終焉と「オイルショック」
- 1973年10月の第四次中東戦争に端を発する**第一次オイルショック(石油危機)**が発生しました。
- 中東の産油国が原油価格を大幅に引き上げ、日本経済は物価高騰(狂乱物価)と深刻な不況に見舞われ、高度経済成長が終焉を迎える大きな転機となりました。
昭和48年を彩る懐かしの歌謡曲
聴けば蘇るあの頃の思い出の曲

宮史郎とぴんからトリオの「女のみち」に続く「女のねがい」は2枚目のシングル。昭和48年(1973年)「女のみち」、「女のねがい」でトップ1,2を獲得しています。

「学生街の喫茶店」(がくせいがいのきっさてん)は、GARO(ガロ)の3枚目のシングル。
当時は珍しく、フォークグループとして紅白出場歌手に選出されました。
リンクがある曲名はその曲が収録してあるCD・歌謡曲全集へ
リンクがる歌手名はその歌手の歌が収録されている(左の曲名と不一致)CD・歌謡曲全集へ
| 順位 | 曲名 | 歌手 | 時代背景と解説 |
| 1 | 女のみち | 宮史郎とぴんからトリオ | 高度経済成長の疲労感が広がる中、日陰の女の心情を歌い上げ、有線放送や口コミで庶民の心に響き、社会現象化。 |
| 2 | 女のねがい | 宮史郎とぴんからトリオ | 「女のみち」に続く大ヒット。派手な明るさより、私小説的演歌が、当時の大衆の耐え忍ぶ生活感情に強く訴えかけた。 |
| 3 | 学生街の喫茶店 | ガロ | しらけ世代」の若者を中心に、政治から私的な世界へと意識が向かい始めた時代の内省的なフォークソングブームを牽引。 |
| 4 | 喝采 | ちあきなおみ | 1972年の日本レコード大賞受賞曲。「夜の女」の悲哀を描き、社会の裏側で生きる人々の孤独感を代弁し共感を呼んだ。 |
| 5 | 危険なふたり | 沢田研二 | 既存のアイドル像を破り、妖艶な魅力とロックを取り入れたスタイルで、ファッションや性意識が変わり始めた時代を象徴。 |
| 6 | 神田川 | かぐや姫 | 貧しくとも純粋な愛を描き、オイルショック前の若者のつつましい同棲生活が持つ情緒的な価値観を多くの人々に浸透させた。 |
| 7 | 心の旅 | チューリップ | ビートルズの影響を受けたニューミュージックが台頭し、若者が日常の中の個人的な感情を探求し始めた時代の傑作。 |
| 8 | 恋する夏の日 | 天地真理 | 白雪姫」のような清純なイメージが、家庭向けのアイドルブームを確立し、オイルショック前の明るい日常の象徴となった。 |
| 9 | 若葉のささやき | 天地真理 | 清純派アイドルのトップランナーとして、テレビを通じた歌謡曲黄金時代に、ティーンエイジャーの淡い恋心を代弁した。 |
| 10 | 赤い風船 | 浅田美代子 | TBS系ドラマ**『時間ですよ』**の劇中歌として大ヒット。清純派アイドルが求められた時代に、親しみやすい「妹」的存在として茶の間の人気を博した。 |
| 11 | わたしの彼は左きき | 麻丘めぐみ | 清純派アイドル全盛期、「左利き」を個性として歌い、アイドル文化の多様化の兆しを見せた。 |
| 12 | 君の誕生日 | ガロ | 「しらけ世代」の内省的な感情を描くフォーク・ニューミュージックの波に乗ってヒットを継続させた。 |
| 13 | ふたりの日曜日 | 天地真理 | テレビの歌番組黄金期、「白雪姫」の愛称で茶の間に定着した清純派アイドルの安定した人気を維持。 |
| 14 | 愛への出発(スタート) | 郷ひろみ | **「新御三家」**のトップバッターとして、若い女性ファンの熱狂的な支持を集め、アイドル市場を拡大。 |
| 15 | ちぎれた愛 | 西城秀樹 | **「新御三家」**の一角として、情熱的でワイルドな歌唱スタイルが、若者のエネルギーとシンクロした。 |
| 16 | 裸のビーナス | 郷ひろみ | セクシーさを加えた新たなアイドル像で、若者の性意識の変化と歩調を合わせ、人気を不動のものにした。 |
| 17 | 草原の輝き | アグネス・チャン | 「香港からの留学生」という設定で、清純さ・素朴さを求める当時の社会のニーズに応え、一世を風靡。 |
| 18 | 個人授業 | フィンガー5 | 兄弟で構成された異色のグループが、コミカルな振り付けと歌謡ロックで、子供たちも含めた幅広い層に浸透。 |
| 19 | なみだ恋 | 八代亜紀 | オイルショック下の世相で、哀愁を帯びた女の演歌が、庶民の心の拠り所となり、演歌ブームを牽引。 |
| 20 | 赤とんぼの唄 | あのねのね | コミックソングが持つユーモアが、堅苦しい社会状況の中で人々の息抜きや笑いを求めるニーズに合致。 |
| 21 | 漁火恋唄 | 小柳ルミ子 | 歌謡曲黄金期に、本格的な歌唱力で**「瀬戸の花嫁」**から一転、演歌調のムード歌謡でヒットを継続。 |
| 22 | 怨み節 | 梶芽衣子 | 映画**『女囚さそり』シリーズの主題歌として、当時の若者が持つ反体制的な感情**や強烈な女性像を代弁。 |
| 23 | あなたの灯 | 五木ひろし | 演歌界の新御三家として、確かな歌唱力とメロディアスな演歌で、幅広い年齢層のファンを獲得。 |
| 24 | てんとう虫のサンバ | チェリッシュ | 素朴で明るいメロディが、結婚式ソングの定番となり、オイルショック前の平和な日常を象徴。 |
| 25 | イエスタディ・ワンス・モア | カーペンターズ | 洋楽のゴールデンエイジに、美しくノスタルジックなメロディが、多くの日本人の心に響き、洋楽ブームを創出。 |
| 26 | 避暑地の恋 | チェリッシュ | 爽やかな歌声とフォーク寄りの楽曲で、若者の夏の恋愛をテーマにした、健全なムードを演出。 |
| 27 | 中学三年生 | 森昌子 | **「花の中三トリオ」**の一角として、同世代の純朴な感情を歌い上げ、等身大のアイドルとして人気を確立。 |
| 28 | ひなげしの花 | アグネス・チャン | 異国情緒と清純さで、無垢なアイドル像を確立し、当時のテレビ歌謡番組の中心的存在となった。 |
| 29 | 春のおとずれ | 小柳ルミ子 | 歌謡界トップランナーとして、季節感あふれる楽曲で、テレビを通じた季節の風物詩としての役割も果たした。 |
| 30 | 小さな体験 | 郷ひろみ | 「新御三家」として、思春期の繊細な感情を歌うことで、アイドルが若者の心情を代弁する役割を強めた。 |
| 31 | 他人の関係 | 金井克子 | 過激な衣装とダンスが話題となり、社会の性的な表現に対する関心と許容度が変化し始めた時代を象徴。 |
| 32 | そして、神戸 | 内山田洋とクールファイブ | ムード歌謡の代表格として、情感豊かな楽曲が、大人層のカラオケや有線で支持され続けた。 |
| 33 | 君が美しすぎて | 野口五郎 | 「新御三家」の一員として、甘いルックスと歌唱力で、当時のアイドルブームを支える中核となった。 |
| 34 | 若草の髪かざり | チェリッシュ | 若者のフォークソングブームを背景に、自然体で素朴なイメージが、都会の喧騒を離れた癒やしを提供。 |
| 35 | 傷つく世代 | 南沙織 | 「新三人娘」の一人として、等身大の思春期の葛藤を歌い、若い女性ファンからの共感を獲得。 |
| 36 | 妖精の詩 | アグネス・チャン | アジアからの清純なアイドルとして、日本社会の異文化への関心が高まる中で人気を確立した。 |
| 37 | 色づく街 | 南沙織 | 健康的なアイドルとして、都会的で洗練された楽曲が、ファッションやライフスタイルに影響を与えた。 |
| 38 | コーヒーショップで | あべ静江 | 「喫茶店ブーム」や「しらけ世代」の内省的な世界と共鳴し、ニューミュージック寄りの曲としてヒット。 |
| 39 | 胸いっぱいの悲しみ | 沢田研二 | ヴィジュアル系アイドルのパイオニアとして、音楽番組でのパフォーマンスが若者文化を牽引。 |
| 40 | 情熱の嵐 | 西城秀樹 | **「絶叫型アイドル」**として、若者の鬱屈したエネルギーを爆発させるかのような激しい歌唱で人気を博した。 |
| 41 | 女のゆめ | 宮史郎とぴんからトリオ | 「女のみち」系列の三作目で、庶民の哀歌ブームの勢いを維持し、ムード歌謡の存在感を強めた。 |
| 42 | ロマンス | ガロ | フォークからポップスへの移行期に、若者の切ない心情を描いたメロディで多くの共感を呼んだ。 |
| 43 | 同棲時代 | 大信田礼子 | 同棲が社会問題化し始めた時代、映画の主題歌として当時の若者の新しい恋愛観を象徴的に描いた。 |
| 44 | ふるさと | 五木ひろし | 高度成長期を経て、人々が郷愁や故郷の情景に思いを馳せ始めた時代の、ノスタルジックな演歌。 |
| 45 | 霧の出船 | 五木ひろし | 演歌歌手としてトップを走り、漁師町など地方の風景と結びついた楽曲が、大人層の情感に響いた。 |
| 46 | 愛の休日 | ミッシェル・ポルナレフ | エキゾチックなメロディが、ムード歌謡的な洋楽として、当時の日本のアダルト層の音楽嗜好に合致。 |
| 47 | あなたが帰る時 | 三善英史 | 歌謡曲の黄金期に、中性的な魅力と哀愁を帯びた歌声で、新たなタイプの歌手として存在感を示した。 |
| 48 | あなたへの愛 | 沢田研二 | カリスマ的アイドルとして、女性ファンの熱狂を背景に、ドラマティックな楽曲でスター性を発揮。 |
| 49 | オレンジの雨 | 野口五郎 | **「新御三家」**の一員として、洗練された都会的な楽曲で、アイドル歌謡の質の向上に貢献。 |
| 50 | 恋にゆれて | 小柳ルミ子 | 情感豊かな歌唱で、恋愛をテーマにした正統派歌謡曲が、幅広い層に親しまれ続けた。 |
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