昭和47年(1972年)にヒットした歌謡曲

昭和47年(1972年) 年代別ヒットランキング

昭和47年(1972年)ヒットした歌謡曲

懐かしの昭和の歌謡曲ベスト50

昭和47年の主な出来事といえば…
浅間山荘事件
札幌冬季オリンピック
沖縄返還

昭和47年(1972年)のテレビ・映画番組は…
木枯らし紋次郎
必殺シリーズ スタート
ゴッドファーザー
風と共に去りぬ
正義を愛する者 月光仮面
デビルマン
ど根性ガエル
などなど

昭和47年(1972年)の時代背景と主な出来事。

  1. 激動の政治・外交の年:

    • 沖縄が日本に返還され、戦後処理の大きな区切りとなりました。

    • 田中角栄内閣が発足し、同年に日中間の国交が正常化されるなど、外交・内政の両面で大きな転換期を迎えました。

  2. 社会の緊張と成長の光と影:

    • 「あさま山荘事件」や「ミュンヘンオリンピックテロ事件」など、国内外で過激派による事件が発生し、社会に大きな衝撃と緊張が走りました。

    • 一方で、札幌オリンピックの開催やパンダの来日など、明るい話題も豊富で、高度成長の成果を感じさせつつ、社会の矛盾も露呈し始めた時期でした。

昭和47年(1972年)音楽業界のまとめ

 

アイドル歌謡の全盛期を迎えつつ、吉田拓郎らのニューミュージックがチャートに本格進出し、歌謡曲の多様化が進んだ転換期でした。さらに「女のみち」が既存の流通ルートの外から記録的な大ヒットとなり、音楽市場の裾野が大きく広がりました。

アイドル歌謡の全盛**「三人娘(天地真理、小柳ルミ子、南沙織)」**らが大ブレイク。特に天地真理の親しみやすいキャラクターと「可愛い」曲調が、当時の若者に広く受け入れられ、アイドル時代を確立しました。

 

フォークソングの躍進吉田拓郎や井上陽水といったシンガーソングライターがヒットチャートに食い込み、**「ニューミュージック」**として市民権を得ました。若者の内面や日常を歌う、詩的な作風が支持を集めました。

 

歌謡曲の多様化ムード歌謡、演歌、グループサウンズ出身者のソロ、ラテン系歌謡など、ジャンルや歌手の個性が多様化。幅広い層のニーズに応える楽曲が次々と生まれました。

 

テレビ番組の影響力拡大歌番組やドラマ主題歌などがヒットを生む主要な媒体に。特に、視聴率の高かったドラマ主題歌としてヒットした「太陽がくれた季節」など、メディアとの連動が強まりました。

 

マイナーレーベルからの大ヒット宮史郎とぴんからトリオの「女のみち」がインディーズ(当時はマイナーレーベル)から年間1位を記録。既存の歌謡界の枠を超えたヒットの形が出現しました。

昭和47年を彩る懐かしの歌謡曲。
聴けば蘇るあの頃の思い出の曲

宮史郎とぴんからトリオの「女のみち」は47年、48年と2年連続トップ1!
次々と発売する「女のみち」、「女のねがい」、「女のゆめ」がヒットしまくり!

小柳ルミ子の曲は「瀬戸の花嫁」を筆頭にベスト50に何曲も入るヒットぶり!

ビリーバンバン「さよならをするために」は物悲しくも綺麗なメロディ。

リンクがある曲名はその曲が収録してあるCD・歌謡曲全集へ

リンクがる歌手名はその歌手の歌が収録されている(左の曲名と不一致)CD・歌謡曲全集へ

 

順位 曲名歌手名ヒットの理由・背景
1女のみち宮史郎とぴんからトリオマイナーレーベルからのリリースながら、庶民の共感を呼ぶ「ド演歌」的な歌詞とメロディが幅広い層に支持され、翌年までロングヒットを記録。
2瀬戸の花嫁小柳ルミ子清楚なアイドル路線の小柳ルミ子の代表曲。日本の美しい風景と花嫁の心情を歌い上げ、幅広い世代に愛される国民的ヒットとなりました。
3さよならをするためにビリーバンバン哀愁漂うメロディと美しいコーラスワークが特徴的なフォークソング。大人の別れを歌い、心に染みる名曲として高い評価を受けました。
4旅の宿よしだたくろうフォークシンガーのカリスマ、吉田拓郎によるヒット曲。若者の自由な心情や旅情を歌い、ニューミュージックの存在感を確立しました。
5悪魔がにくい平田隆夫とセルスターズリズム歌謡のヒットメーカーによる楽曲。迫力あるサビとドラマチックな構成が、歌謡曲ファンに強烈なインパクトを与えました。
6ひとりじゃないの天地真理
「国民的アイドル」となった天地真理の代表曲の一つ。明るく可愛らしい曲調と彼女の清純なイメージが、ティーン層を中心に絶大な支持を得ました。
7京のにわか雨小柳ルミ子「瀬戸の花嫁」に続くヒット。古都・京都を舞台にした歌謡曲で、小柳ルミ子の和風美人としての魅力を引き立てました。
8別れの朝ペドロ&カプリシャスボーカル・前野曜子の情感豊かな歌声が魅力のムード歌謡。大人の恋愛の別れをテーマにし、夜のムードを盛り上げました。
9ちいさな恋天地真理天地真理の初期のヒット曲。親しみやすいメロディと、恋に悩む少女の純粋な気持ちを表現した歌詞が人気を呼びました。
10太陽がくれた季節青い三角定規若者向けのテレビドラマ『飛び出せ!青春』の主題歌として大ヒット。青春の輝きと力強さを歌い上げ、学校での合唱などにも用いられました。
11夜明けの停車場石橋正次俳優としても活躍した石橋正次のヒット曲。旅情と別れをテーマにしたムード歌謡的な楽曲で、中高年層にも支持されました。
12雨の御堂筋欧陽菲菲1971年末から継続してヒット。エキゾチックな雰囲気とパワフルな歌唱が人気で、異国情緒あふれる歌謡曲の地位を確立しました。
13虹をわたって天地真理天地真理の主演ドラマの主題歌。夢と希望を感じさせる明るい曲調で、彼女の持つ「隣の可愛い子」的な親しみやすさをさらに広げました。
14結婚しようよよしだたくろう1971年発売ながら、1972年にかけて若者を中心にロングヒット。メッセージ性の強い歌詞が、当時の若者の恋愛観・結婚観に影響を与えました。
15ひまわりの小径チェリッシュ清潔感のあるハーモニーが魅力のフォークデュオのヒット曲。爽やかなサウンドと、ほのぼのとした歌詞が広く受け入れられました。
16愛する人はひとり尾崎紀世彦圧倒的な歌唱力を持つ尾崎紀世彦のロマンチックなラブソング。ダイナミックな歌声が楽曲のスケール感を高めました。
17芽ばえ麻丘めぐみ清楚なルックスの麻丘めぐみのデビュー曲。アイドル歌謡の新星として、その可憐なイメージがティーン層に浸透しました。
18三善英史甘いマスクと歌声で人気を集めた新人歌手のヒット曲。悲恋を歌ったムードのある歌謡曲で、歌唱力の高さも評価されました。
19ゴッドファーザーのテーマアンディ・ウィリアムス
映画『ゴッドファーザー』の主題歌。インストゥルメンタルではない、アンディ・ウィリアムスの甘い歌声によるバージョンが日本でもヒットしました。
20友達よ泣くんじゃない森田健作青春ドラマで人気の俳優・森田健作のヒット曲。友情や青春の熱い思いを歌い上げ、若者から共感を得ました。
21終着駅奥村チヨ大人の色気と哀愁を漂わせる奥村チヨのヒット曲。別れをテーマにしたムード歌謡で、その表現力が際立ちました。
22ママに捧げる詩ニール・リード少年歌手ニール・リードの純粋な歌声が感動を呼んだ洋楽。日本でも大ヒットし、母への感謝を歌った楽曲として話題になりました。
23子連れ狼橋幸夫時代劇『子連れ狼』の主題歌。ドラマの人気も相まって、迫力ある和風テイストの歌謡曲が子供から大人まで広く浸透しました。
24ふりむかないでハニー・ナイツエキゾチックなムードとコーラスワークが特徴的な楽曲。化粧品のCMソングとしても使用され、キャッチーなメロディが人気でした。
25鉄橋をわたると涙がはじまる石橋正次「夜明けの停車場」に続く石橋正次のヒット曲。青春の感傷と旅立ちを歌ったムード歌謡で、再び多くの支持を集めました。
26北国行きで朱里エイコ力強い歌唱力とハスキーな歌声が魅力の朱里エイコのヒット曲。北国への旅立ちと別れを歌い、大人のムードを醸し出しました。
27許されない愛沢田研二グループサウンズ解散後、ソロとして活躍を始めた沢田研二のヒット曲。退廃的な美しさと熱い歌唱が女性ファンを中心に人気でした。
28純潔南沙織「シンシア」の愛称で人気の南沙織のヒット曲。その清純なイメージそのままの、若々しく爽やかなアイドル歌謡でした。
29水色の恋天地真理天地真理のデビュー曲ながら、1972年まで売れ続け、彼女のブレイクを決定づけました。キュートな歌声と清潔感が魅力です。
30ちっちゃな時から天地真理天地真理のシングル曲で、引き続き人気を集めました。その愛らしい歌声と明るい曲調が、アイドルとしての地位を不動のものにしました。
31どうにもとまらない山本リンダセクシー路線に転向した山本リンダの代表曲。過激なパフォーマンスと「どうにもとまらない」のフレーズが社会現象となりました。
32出発の歌上條恒彦歌とフォークグループ「六文銭」によるフォークソング。力強いメッセージと歌唱が若者の共感を呼び、フォークムーブメントを後押ししました。
33この愛に生きて内山田洋とクール・ファイブムード歌謡の雄、クール・ファイブのヒット曲。前川清の甘い歌声と哀愁を帯びたメロディが、中高年層のファンに支持されました。
34ハチのムサシは死んだのさ (1971年発売)平田隆夫とセルスターズ1971年発売ながら、ユニークな歌詞とリズムで1972年にも継続ヒット。子供から大人まで口ずさめるキャッチーさが魅力でした。
35夜汽車欧陽菲菲欧陽菲菲のヒット曲。情熱的な歌声と都会的な雰囲気が魅力のラテン系歌謡で、幅広い層から支持を集めました。
36恋の追跡 (ラブ・チェイス)欧陽菲菲欧陽菲菲のノリの良いダンスチューン。パンチのある歌唱とグルーヴ感のあるアレンジが話題となりました。
37赤色エレジーあがた森魚
アングラ的な要素を持つフォークソング。アニメーション作家・林静一のイラストをモチーフにしたシュールな世界観が、一部の若者に熱狂的に受け入れられました。
38愛するハーモニーザ・ニュー・シーカーズコカ・コーラのCMソングとして世界的に大ヒットした洋楽。平和的なメッセージと美しいコーラスが日本でも大きな反響を呼びました。
39待っている女五木ひろし若手演歌歌手として頭角を現した五木ひろしのヒット曲。情感豊かな歌い方で、演歌ファンに深く浸透しました。
40風と落葉と旅びとチューインガム兄弟フォークデュオ、チューインガムのヒット曲。素朴で心温まるメロディとハーモニーが人気を博しました。
41恋の町札幌石原裕次郎大スター石原裕次郎が歌ったご当地ソング。札幌の夜の情景を歌い、ムード歌謡として中高年層に愛されました。
42愛は面影の中にロバータ・フラック
映画『プレイ・ミスティ・フォー・ミー』などで使用され、本国アメリカで年間1位となった洋楽。落ち着いた大人のムードが日本でも支持されました。
43喝采ちあきなおみ第14回日本レコード大賞受賞曲。ドラマチックな歌詞とちあきなおみの圧倒的な表現力が、年末にかけて大きな話題となりました。
44哀愁のページ南沙織南沙織のヒット曲。アイドル歌謡ながら、少し大人の雰囲気も漂わせた楽曲で、着実にファンを増やしました。
45スーパースターカーペンターズアメリカを代表するポップスデュオのヒット曲。カレン・カーペンターの美しい歌声とメロディが、洋楽ファン以外にも浸透しました。
46忘れな草をあなたに (1971年発売)菅原洋一1971年発売だが、情感豊かなシャンソン歌手の歌声が継続して人気。大人のファン層に支持されました。
47わたしの城下町 (1971年発売)小柳ルミ子小柳ルミ子のデビュー曲にして大ヒット曲。1972年も継続的に売れ、彼女の清純派歌謡曲のイメージを確立しました。
48雪あかりの町小柳ルミ子小柳ルミ子のヒット曲。雪景色を背景にした切ない情景が、聴く人の心に響きました。
49恋のあやまちピンキーとキラーズピンキーの明るい歌声とコミカルなパフォーマンスが魅力のグループのヒット曲。軽快なリズムが人気でした。
50ひとりごと天地真理天地真理のヒット曲。アイドルの枠を超えた楽曲の質の高さも評価され、人気を支えました。

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